◆担当業務について一言
住いの寿命は私達の身体とよく似ています。こまめに手入れすること。
少し位は・・・と面倒がって見過ごすのとでは長い月日の間に大きな差が出ます。
家も同様に早めのお手入れ(塗替え)をして住いを長持ちさせましょう!
◆傷みを発見するためのワンポイント
外壁の場合、
・外壁にひび割れ・カビ・藻による汚れが無いか?
・外壁をさわって手に粉の様になった塗料(チョーキングといいます)が付かないか?
・鉄部に錆が現れて無いか?
といった症状を見つけたら塗替えの時期です。
内部塗装面はそれほど傷むことはありませんが、ぱらぱらとフィルム状にめくれることがあります。 塗料には、「素材に染込むもの」と「素材の上に皮膜をはるもの」があります。
前者ですと、柿渋・ワビスケ・ワトコ・オスモカラーなど。
後者ですと、ウレタン・セラミック・クリアラッカー・蜜蝋など。
日の当る部分に、後者を塗っていると塗料が素材から分離してめくれる事があります。
◆自分でできる簡単な手入れの仕方
外壁のひび割れにはコーキング材(偏性シリコン)を使ってひび割れを補修して下さい。
ホームセンターでも売っているのですが、買う時に、塗料が塗れるタイプ(油の垂れない偏性シリコーン系のもの)を選んで下さい。シリコンシーラント系のものは、はコーキング面の上に塗装できないので、補修した跡がいつまでも残ってしまいます。
また、植物は壁面からできるだけ離して置きましょう。そのほうが塗膜は傷みにくいです。
在来浴室(ユニットバスでない場合)などで塗装をしてある場合、換気をよくすることが大切です。使用後タオル等で水滴を拭くことで、かなりカビの発生を抑えることができます。
室内の塗装面は、数年に1度塗りなおすと、素材が長持ちします。
(めんどくさいですけど・・・)
◆費用のかからないおすすめ改修は?
外壁の場合、壁に撥水剤を塗るだけでも防水効果がアップします。
早めの処置なら部分的な補修で済み、費用も安く済みます。
外壁にクラック(ひび割れ)が目だってきたら、出来る範囲でコーキングしましょう。
あまり放置されると、下地の補修(コーキング、洗浄、下地調整など)に費用がかかってしまいます。
また、鉄部の錆が生じた時には、こまめに鉄部用塗料を筆などでタッチアップしましょう。水がかからなければ、錆の進行をある程度抑えることができます。
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