京都でリフォーム詐欺にお悩みの方は古家改修ネットワークへ。適正な改修方法と改修価格をお伝えします。相談員からの一言をご紹介します。
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相談員から一言
油 弘二相談員 氏名 油 弘二

会社名 (有)油工業所 代表
担当 左官
 最近、嵯峨ニックが潰れてしまい、大好きなボーリングに行くのがちょっと大変になりました。家内はプロボゥラー級の腕前で、建設組合の大会ではいつも優勝していたんです。
 それはさておき、一般の建売住宅では、左官塗がほとんどなくなってしまい、大変寂しい限りです。
 一方で、古いお住まいはいまでもたくさんの左官壁が残っています。弊社の職人も高齢化が進んでいますが、できるだけ若い職人を入れて、自分の持っている技術を伝え、古いお住まいの高齢化に対応していきたいと思っています。

●最近凝っていることは『古い材料の勉強』です。

 昔の左官屋さんはいろんな工夫をされています。
 仕事がら、古い荒壁の塗り替えの際、こそいだ土をもう一度練り直して再利用することがあります(これは、古い土を混ぜたほうが粘り気がでるからです)。でも、パサパサの時もあれば、粘り気がすごくある土もあります。どうやって造っているのか、いまだに興味がつきません。

●古家にお住まいの方に一言!

 カビが生えても、むやみに気にしないでください。
 カビが生える=カビが生えるくらい良い土ということです。
 もちろん、カビの菌が繁殖して空気中に舞ったりすると、ちょっと大変ですが、かといって、防カビ剤を壁面に塗りたくってカビが生えないようにするのもどうかと思います。
 カビが生えはじめたら、早めにふわふわとしている菌をハタキや布巾で取り、できるだけ換気をよくして欲しいと思います。特に床の間回りは注意しましょう。
 それでも、カビの繁殖が止まらなかったら、外壁からの漏水とか、2Fのトイレ排水の壁内結露など、カビが生える原因を突き止めて手当てをするのが大切ですね。

●最近の業界動向

 塗り壁の表面を平らに仕上げるのではなく、「鏝ムラ仕上」や、「引き摺り仕上」など、凹凸をつけるのが流行りです。

 でも、本当は、平らに塗るのが大変なんです。漆喰などを平らにきれいに塗るには10年近い修行が必要です。どこから光を照らしても凹凸のない壁の美しさを再認識して欲しいと思っています。

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